Pythonでは、プログラム内で数値の計算を行うために 加減乗除の算術演算子 が用意されています。 これらの演算子を使うことで、簡単な足し算や引き算、掛け算、割り算をプログラム上で実行できます。
Python初心者がまず押さえておきたい基本的な計算方法として、次の4種類の演算子があります。
それぞれの使い方を詳しく解説します!
加算演算子は、2つの数値を加えた結果を返します。
以下のように、2つの変数の値を足し算しています。
# 2つの数を加算する
a = 5
b = 3
result_add = a + b
print("加算結果:", result_add)
変数 a に5、b に3を代入し、a + b の結果をresult_addに代入しています。 この場合、5 + 3 の計算結果は 8 です。print関数で結果を表示します。
Pythonでは加算演算子は整数だけでなく、浮動小数点数や文字列の連結にも利用できます。
減算演算子は、1つの数値から別の数値を引いた結果を返します。
# 2つの数を減算する
a = 10
b = 4
result_subtract = a - b
print("減算結果:", result_subtract)
変数 a に 10、b に 4 を代入し、a - b の結果を result_subtract に格納します。 10 - 4 の計算結果は 6 で、print 関数で表示されます。
減算演算子もPythonで非常に基本的かつ頻繁に使われる算術演算です。
乗算演算子は、2つの数値を掛け合わせた結果を返します。
# 2つの数を乗算する
a = 7
b = 6
result_multiply = a * b
print("乗算結果:", result_multiply)
変数 a に 7、b に 6 を代入し、a * b の結果を result_multiply に代入します。 7 × 6 の計算結果は 42 です。
Pythonでは、乗算演算子は数値だけでなく、文字列の繰り返しにも利用できる柔軟な演算子です。
除算演算子は、1つの数値を別の数値で割った結果を返します。結果は常に浮動小数点数(小数)になります。
# 2つの数を除算する
a = 20
b = 4
result_divide = a / b
print("除算結果:", result_divide)
変数 a に 20、b に 4 を代入し、a / b の結果を result_divide に格納します。 この場合 20 ÷ 4 の計算結果は 5.0(浮動小数点数)です。
Pythonでは整数同士の割り算でも / を使うと自動で小数になります。
加減乗除の演算子を使うことで、Pythonで基本的な数学的操作を簡単に行うことができます。これらの演算子は、プログラムのさまざまな部分で利用されるため、しっかりと理解しておきましょう。次のセクションでは、整数除算や剰余について学んでいきます。